小惑星探査機はやぶさの地球への帰還にみんなが喜びに沸いたこともあり、金星探査機あかつきの金星軌道投入のニュースなど宇宙関連のニュースが大きく取り上げられてます。
それに続いてワクワクするニュースが出てました。
17年をめどに宇宙から物資の回収を出来る無人補給機の開発の話題です。
20日に国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ無人補給機「こうのとり(HTV)」2号機が、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられますが、それをベースにした計画です。
現在はISSからの物資を回収する能力が足りないんだとか。
それで宇宙航空研究開発機構:JAXAはHTVをベースに物資を回収できる「HTV-R」の開発し、2017年から18年をめどに打ち上げを目指します。
17年めど帰還カプセル開発 「有人宇宙船」の技術も実証 「こうのとり」2号機打ち上げへ
シャトルの引退
日米欧露など世界15カ国が参加するISSには最大で6人の飛行士が生活し、無重力実験などを行っている。生活や実験関連の物資輸送は各国で分担しているが、ISSからの回収能力は年内に予定される米スペースシャトルの引退で大きく低下する。
13年には年間約1・5トン以上と予想される回収需要に対し、ロシアのソユーズ宇宙船は1機あたり約50~120キロの物資しか地上に持ち帰れない。シャトル引退と同時に完成するISSの悩みの種だ。
一方、米国の「スペースX」社は昨年12月、米航空宇宙局などの助けで開発した無人宇宙船「ドラゴン」を打ち上げ、民間で初めて帰還カプセルの回収に成功。欧州もISSからの物資回収機の開発を目指す。
さすがにソユーズの50~120キロと言うのは少なすぎますね。
いくらなんでもコストにあいませんし、需要に対しても足りません。
最大1・6トン回収
こうのとりは6トンの物資を運べるが、回収はできない。HTV-Rは、こうのとりの機体(HTV)を母体とし、帰還カプセルを加えて“持ち帰り” を可能にする計画だ。Rは帰還を意味する「Return(リターン)」に由来。回収量の違いでカプセルの候補は3つあり、いずれも内部は地上と同じ環境だ。
最大のカプセルは約1・6トンを回収でき、こうのとりの機体の約3分の1を作り替える。この場合、ISSから離脱後に逆噴射で減速して軌道を離脱し、本体からカプセルを分離する。
大気圏再突入後にパラシュートを開いて海上に着水。こうのとりと同様、国産最強型ロケット「H2B」で打ち上げる。
カプセルの製造には現時点で国内メーカー3社が興味を示している。来年度中の本格的な開発着手を目指し、文部科学省の予算要求に5000万円が盛り込まれた。初打ち上げは17~18年度で、まずは概念設計や部品の試作などを行う。
1.6トンと言うのは大きい。
地球の軌道上から再突入するのははやぶさの事を考えれば大きな自信があるのだと思います。
>本体からカプセルを分離する
とありますが、カプセルだけ回収して本体は燃え尽きるのかな。
耐熱材は蒸発
カプセルは耐熱材がはり付けられた底面を前に向けて、秒速約8キロの超高速で大気圏に再突入する。表面温度は最高で約2千度。原因はカプセル前面の空気が急激に圧縮されて生じた熱が機体に伝わる「空力加熱」だ。高熱で危険な状態は5分ほど続く。底面の耐熱材はソユーズと同じく、アブレータと呼ばれる素材だ。
アブレータは炭素繊維などで強化した軽いプラスチックで、温度が上昇すると蒸発し始める。蒸発時に熱を奪うほか、発生したガスは底面付近を覆って加熱も緩和し、カプセル内部は常温に保たれる。
帰還技術の実証は、日本独自の有人宇宙船に向けた大きな一歩だ。JAXA宇宙ステーション回収機研究開発室の鈴木裕介室長は「03年打ち上げの小惑星探査機『はやぶさ』以来、日本は再突入用の機体を開発していない。技術を伝えるためにもぜひHTV-Rを実現させたい」と意気込む。
有人宇宙飛行となると夢が膨らみます。
基本的にはカプセルを帰還させる部分が、人間が乗ったカプセルに変わるって事ですね。
となるとシャトル方式みたいに機体そのもので帰還するんじゃなくて、アポロの頃の帰還カプセルみたいなもんでしょうか。
これは期待しちゃいます。
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